住宅ローンのがん特約

オリヅルランの花 乳がんと私

※2016年に乳がんステージ0、非浸潤性乳管がんが見つかり部分切除と放射線治療をしましたが、
2020年に乳がんが再発。手術をして今は元気です。当時のことを振り返って書いています。

再発その17「診断書を書いてもらう」

ステージ1A、浸潤性癌と言われ、
がっかりしたものの、
内心、これでがん保険はちゃんと出る、と思ってしまいました。

これまで、非浸潤性の癌は出ないとか、
いろいろ悩んできましたが、
もう浸潤性癌だから、悩むことがなくなったと思いました。

もう私は、がん患者なんだ!

落ち込みながらも、
はっきりしてくれてよかったと思いました。

手術・退院後の楽しみは、
はっきり言って、保険をもらえることくらいしかありません。

手術や入院をしたときにもらえる医療保険と、
がんの治療の場合のがん保険、
そして、住宅ローンの団体信用保険につけていたがん特約。

これがもらえるはず。

いそいそと各保険会社から診断書の用紙をもらう手続きをして、
病院で診断書を書いてもらうことにしました。

再発その18「入院給付金をもらう」

約2週間後、診断書ができているかどうか電話で確認し、
病院まで取りに行きました。

あらためて確認しても、やはり

浸潤性乳管癌、ステージ1A と書かれていました。

放射線治療で再発の確率を減らす
その21「放射線治療をするので癌ということに」で書きましたが、
「がんと診断されたら100万円」の診断給付金は
すでにもらっているので、もう、出ません。

アフラックのがん保険の方からは、入院一日いくら、という分が
一泊二日だったので 二日分でました。

通院治療や放射線治療はないので、
この入院給付金だけでしたが、もちろんありがたいです。

医療保険の方からは、
手術給付金、形成治療給付金、疾病入院給付金、女性疾病入院給付金、
がでました。

こちらはすごく助かりました。
手術、入院費用がすべてまかなえました。

保険をかけていてよかったと思いました。

再発その19「住宅ローンもなくなる」

私は、私の手に届く程度の
中古マンションを10年以上前に購入し、
住宅ローンを払っていたのですが、
団体信用保険に「がん特約」をつけていました。

ふつう、亡くなったときには、
住宅ローンの残額があった場合、保険会社が払ってくれます。

この特約だと、「がん」になっただけで、同じことになるのです。

団体信用保険の会社に診断書を郵送し、
待つこと1週間程度・・・、
住宅ローンを組んでいた銀行から
問い合わせの電話がありました。

最初は「非浸潤性」で、手術をして病理検査したら「浸潤性」だった、
ということが診断書ではわかりづらく、
丁寧に説明しました。

すると数日後、また住宅ローンをくんでいた銀行から連絡があり、
保険がおりることが確定しました。

診断書を郵送してから約一か月で、住宅ローンがなくなりました。
結構、早かったと思います。

(ああ、もっと高いマンション買っとけばよかったー。)

(でも、そんな住宅ローン通らなかったし、払えなかったー。)

と一人ツッコミしたりしました。

家族と親友にはいろいろ心配かけているので、
金銭面はある程度大丈夫だと伝えるつもりで話したところ、

「がん特約」をつけている人がいなくて、
え、本当に? 住宅ローンが?
とみなさん驚いていました。

でも、「がんになったのは大変だったけど、よかったねー。」と
言ってもらえました。

久々に明るい話題を提供できてよかったです。

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