平和記念公園レストハウス

レストハウス 広島ぶらり散歩 裏話

2020年7月にリニューアルオープンした平和記念公園レストハウス。
被爆建物です。

レストハウスって何?

今まで入ったことがありませんでしたが、
そういえば、リニューアルしたという建物ってこれのことか!と思い、
前知識なしに入ってみました。

1階に入ると、観光案内所と、広島の特産品を売っているお店がありました。
観光案内所のところには外国人の方が立っていましたので、
主に外国の方向けかもしれません。

・・・うーん、ここはあまり用事がないなぁと思い、
実は、帰ろうかと思ったのですが、
奥に廊下が続いていて、2階、3階があるようでしたので、
とりあえず進んでみました。

途中で、被爆当時の階段や柱の一部が見えるようになっていました。
なるほど、こういう部分も残している建物なのねと思いつつ、2階へ。

2階 ピアノカフェ

2階は、カフェがありました。ピアノカフェというみたい。
お客さんはすでに4人くらいいました。
1人、2人、1人という感じ。

これなら密じゃないと判断し、入り口で手指消毒。

ちょうど疲れていたのでコーヒーかなにか飲むことにしました。
こういうとき私はだいたい、ソフトクリームと決めています。
紫芋と迷いましたが、マロンにしました。
ソフトクリームには、クッキーみたいなのがついていました。
このピアノカフェのマークがついていました。

ソフトクリーム

片手で持ちつつ、もう片方でがんばって写真をとろうとしていたら、
お店の方が、ソフトクリームスタンドを出してくれました。
サービスなのか、通常のことなのかわかりませんでしたが、
すごくいいタイミングでうれしかったです。

ひっそりとたたずむ被爆ピアノ

さて、このカフェの隅には被爆ピアノがありました。

じろじろ見ていたら、
隣にあったテレビ画面に説明の映像が流れていました。
もともとの持ち主の方の説明や、
ピアノの説明、
現在の中学生が演奏したりしている映像、
マルゲリッチさんが演奏されたときのインタビューなどあり、
みなさんがこの被爆ピアノをまた生かしている感じがして素敵でした。

3階は中島地区の展示室

平和記念公園がある場所は、以前は中島地区というところで、
その説明がありました。

『この世界の片隅で』の映画も流れていました。

そもそも平和公園はむかしから公園だった、と思う方もいるようですが、
街があって、人も住んでいて、生活があったんですよね。

私自身、こどものころはなんとも思いませんでしたが、
大人になるにつれて、震災の話や映像を見たり聞いたりするうちに、
生活がなくなるということは本当に悲しいことだと思うようになりました。

社会見学や修学旅行のこどもたちにも、
今はわからなくても、だんだんとわかっていってもらえたらなと
思います。

地下1階

地下1階はがらりと雰囲気が違いました。

この建物はもともとは呉服屋として建てられましたが、
戦争で閉店となり、持ち主が変わり、燃料会館と呼ばれるようになっていました。

その燃料会館で当時、働いていた方がいたのですが、
建物内で唯一生き残った方がいたそうです。

爆心地から170mですが、生き残った方がいたのは知りませんでした。

その方の被爆体験がかかれていたり、
建物がそのまま保存展示されていました。

実際の建物の中で被爆体験を読めるのはすごいと思いました。
つらくなって早々と退出してしまいましたが、

もし、友人を平和公園に案内するときは、
かならずこの平和公園レストハウスに立ち寄ろうと思いました。

レストハウス

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