コロナ禍の手術付き添い

オリヅルランの花 乳がんと私

※2016年に乳がんステージ0、非浸潤性乳管がんが見つかり部分切除と放射線治療をしましたが、
 2020年に乳がんが再発。手術をして今は元気です。当時のことを振り返って書いています。

再発その9「会社への報告と仕事の調整」

前回の手術後は、腕が上がらないとか、
傷口がなかなかふさがらないことに悩まされました。

今回は二回目。
手術後の通院の回数や、
体力の回復にかかる日数の目安・・・、だいたい予想がつきます。

私は会社員(正社員)として働いていて、
それなりに「この日に仕上げる業務」というのがあります。

ですから、今回の手術・入院~退院、出社までの数日と
退院してからの働き方について、
上司と相談し、
この仕事はこの人にお願いする、
この仕事は・・・
と調整できるところは調整し、
できるだけ業務を減らしてもらいたい旨を伝えましたが、

上司は理解があるようでなかったので、
がっかりすることもありました。

あまり病気にならない方には、
なかなか伝わりませんね。

それでも、業務上関係ある人には男女問わず
周りの人に入院することを伝えていたので
なんとかなりました。

4年半前に乳がんで、それでこのたび再発したの・・・と伝えると、
さすがにみなさん、かける言葉に困っていたようです。
気を使わせて申し訳なかったです。

再発その10「手術に向けての準備」

手術・入院は一泊でしたので、
荷物は少なくて済みました。

とはいえ、食事は夕方と翌朝の二回ありますので、
はし・スプーン・コップセットと、、
はみがきセットや洗顔セットは必要です。

「入院のご案内」という病院から配られた冊子を見ながら準備しますが、
携帯の充電コードは書かれていないので、
忘れないようにしました。

まあ、一泊ならなくても大丈夫でしょうけどね。

手術の立ち会いはコロナ禍なので迷いましたが、
妹に来てもらうことにしました。

手術にむけての準備は、
当日の持ち物というよりは、

・手術までの仕事の段取り、
・手術当日、妹との待ち合わせ、
・退院時の帰宅、
・帰宅後の生活

を考えることでした。

仕事はなんと前日までしっかり働きました。
ちょうど期限がある仕事があり、
他の人に変わってもらえない仕事で、
もしできなかったら退院後に・・・と思っていましたが、
なんとか仕上げました。

妹とは手術・入院当日に市民病院の玄関前で待ち合わせることにしました。
接触を最小限にと考えていました。

それから、帰宅後のために、
スーパーで食料をいろいろ買いこんでおきました。
特に、重たい荷物は思いつく限り買っておきました。

下着は、4年半前の一番愛用したノンワイヤーのブラは
もうすでに捨てていましたが、手術前までに
すぐに取りそろえることができました。

やはり二回目となると、慣れたものでした。

再発その11「コロナ禍の手術付き添い」

ところでコロナ禍での病院の出入りは
4年半前とはだいぶ違っていました。

私がよく利用していた出入り口は閉鎖され、
正面玄関のみになったり、
出入り口には手指消毒のアルコール、
お見舞いは原則禁止、などの貼り紙がありました。

ただし、入退院時は付き添いが認められ、
手術の時も親族が一人立ち会うことができるとのことで、
その場合は、玄関入口で名前や連絡先を書いて、
名札みたいなものをもらうことになっていました。

さらに、入院病棟に入る場合は、
各科のナースステーションでも声をかけます。

ということで、手術後、入院部屋で目が覚めてすぐ、

「思ったより(手術時間が)短かったよ」

と妹から聞いたと思ったら、

看護師さんが入ってきて、
「15分くらいで帰ってくださいね」と言っていました。
なかなか厳しいなぁと思いました。

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