※こちらの連載その33~35は2016年の話です。今は元気です。5年前当時に書いたものです。
その33「放射線治療の最後の日」
放射線治療の最後の日は、最後だなぁとうきうきしました。
これでもう、身体のしるしのインクを消せると思いました。
結構、ストレスでした。
着替えも最後、
台に乗るのも最後、
放射線治療技師さんに会うのも最後です。
放射線治療技師さんは、「今日で最後ですね」と
声をかけてくださり、私も笑顔になりました。
受付ではスタンプカードと会計へ出す紙をもらいますが、
受付の方が、
「若い子が、今日はどのスタンプにしようかと
迷いながら押してたんですよ」と教えてくれました。
うれしかったです。
看護師さんも、風邪をひかないようにね、と
声をかけてくれました。
もうこの地下二階に来ることはないんだな。と感慨深く
思いました。
結局、通院治療の診断書をもらいにきたりするんですけれど、
このときはとにかくうれしい一日でした。
その34「不気味な十字架から解放」
ゴシゴシしないようにと言われていましたが、
少しずつお風呂で、胸に書かれているインクを落としました。
この不気味な十字架からやっと解放です。
お風呂も遠慮なく肩までつかれます。あー久しぶり。
ほっとしました。
しこりを見つけたのが春分の日、
放射線治療が終わった次の日は秋分の日でした。
ちょうど半年間の出来事でした。
その35「放射線治療の治療費の話」
放射線治療の治療費の話です。
8/31から9/20まで、15日間通いました。
始まる前に治療の説明&CTで合わせて28000円、
8/31~は、一回に7080円×15回分です。
この金額は保険診療の窓口負担分ですよ。
診察がある日はプラス数百円。
お財布にお札をいちいち補充するのは面倒なので
カード払いにしました。
高額医療費の限度額になったので、
全額は払いませんでしたが、交通費も考えると
つまり合計15万円くらいはかかる話です。
がん保険で、「通院一日10000円」などと
聞いたことがあるかと思いますが、
まあそれくらいかかるということですね。
放射線治療は手術にあたると以前、書きましたが、
私の場合は5万円でした。
通院給付金があったほうがいいです。
がん保険も、それなりにうまくできています。
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