※こちらの連載その38~39は2016年の話です。今は元気です。5年前当時に書いたものです。
その38「乳がんは外科、または乳腺外科」
手術の傷が治らず、乳腺クリニックに通っていた時、
一度、男性の方を見かけました。
付き添いかな、と思ったのですが、
患者さんかもしれません。
あまり詮索するわけにもいかず、謎のままにしました。
乳がんにかかるのは女性だけではありません。
割合は少ないですが、男性もかかります。
女性は12人に1人、乳がんにかかると言われていますが、
その数パーセントくらいでしょうか。
男性は乳がん検診がないから、
発見は遅くなるかもしれませんね。
女性化乳房といって、膨れてきたり、
しこりをみつけたら気を付けましょう。
総合的なクリニックで相談し、紹介してもらうか、
外科で診てもらうかだと思います。
乳腺外科という科がある病院もあります。
その39(2016最終回)「これから定期健診10年」
治療のこと、手術のこと、入院や放射線治療のこと、
担当のお医者さんから教えてもらったことは、3割、
クリニックや市民病院でいただいた本から得た知識は2割、
あとは自力で調べて、自分なりに飲み込んだ知識です。
私はインターネットでいろいろな方のブログを見たり、
いろいろな医療機関のホームページを見たり、
市民病院のがん相談室(図書室)で
乳がん患者のまんがや本を読んだりして
積極的に情報を得ましたが、
そういうことに疎い方はたくさんいらっしゃると思います。
みなさん不安だと思います。あっという間に決断を迫られ、
いったいこれからどんな治療を受けるのか、
痛みは? 費用は? と、わからないことだらけだと思います。
お医者さんは「なんでも質問してください」と言いますが、
何から聞いたらいいかもわからないです。
学校と一緒ですね。
私も、そう言われると出てこず、
後から聞けばよかったと思うことがありました。
乳がんになっていろいろ調べてきて思うのは、
・病院の治療方法も、先生の治療方針もさまざま。
・がん保険も医療保険も日々見直される。
・結局、よくわからないことだらけ。
ということです。
調べた情報がすべて自分にあてはまるとは限りませんでした。
もし、みなさんやその知り合いの方で、
非浸潤性乳管がんになった方がいらしたら力になりたい、
と思って今回文章にしました。
よくわからないコピペの医療サイトよりはいいかなと。
ちなみに、私は再発の可能性は5%と聞いていて、
これから10年、定期検診をうけていくことになっています。
10年と最初に聞いたときは長いなと思いましたが、
これからの10年で治療や検診も変わっていくかもしれません。
定期的な社会見学というような気持ちで行こうと思っています。
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