2020年10月 乳がんが再発しました。がーん。
手術後は、10年も定期検診を受けるのだと書きましたが、
放射線治療が終わって4年目、
乳がんが発覚したときからだと4年半で、
再発してしまいました。
※この文章を書いているときは手術も終わり、元気です。
当時を振り返って書きますね。
再発その1「発覚のながれ」
新型コロナウィルスのことで気持ちも沈んでいたある日、
以前の手術あと近くが、少し膨らんでいる気がしました。
嫌な予感がしました。
定期的にクリニックに通っているので、
エコーの検査が時々あるのですが、ちょうど検査の回に、
主治医:「気になることはありませんか」
私:「ちょっとここが・・・」と言ってみると、
エコーに何か映ったらしく、
細い針の検査をすることになりました。
ああ、やっぱりな、予感が当たったと思いました。
前回、あまり詳しく書きませんでしたが、
まず最初は、細い針(小さい注射器)でしこりのあたりの細胞を取ります。
これは、ふつうに血液検査をする程度の痛さで、
そこまで覚悟がいることではありません。
「一週間後に結果が出るのでまた来てくださいね」
ということになりました。
この一週間は何も考えないようにしていました。
一週間後、結果は良性でした。
でも、クリニックの先生にすすめられ、
「『良性』でしたが、もうちょっと太い針で細胞を取って検査しましょう。」
となりました。
この流れは前回と同じ・・・。
細い針の検査の『良性』は信ぴょう性がなさそうです。
だから、(ああ、これで次に来たら癌と言われるのね)と思いました。
言葉にはしませんでしたが、もう覚悟を決めていました。
再発その2「太い針の検査」
太い針の検査は、他の言い方があるのでしょうが、
クリニックの先生はわかりやすくするために、
「太い針」という表現をしていました。
この検査は、ちょっとした手術となります。
太い針を刺す予定のところのあたりに、
何か所も麻酔注射をします。
この麻酔注射は刺すときの痛みがあります。
本当に麻酔が効くのだろうかと不安です。
そうしていたら、ぐいっと皮膚を押されます。
実際には太い針を刺されているのだと思いますが、
いつの間にか感覚がなくなっていました。
痛みは感じず、ほっとしました。
太い針はどんな形をしているんだろう?
腕を上げて横を向いて寝ているので、見えません。
そんなことを思っていると、
わりとすぐに終わり、
看護師さんが5分程度止血のために抑えてくれます。
この時間が長い・・・。
看護師さんと世間話する明るい気分でもありません。
無言・・・。
5分後、ガムテープみたいなものを胸にぐるぐる巻かれ、
(よっぽど大きな穴があいたんだろうなぁ)
翌日まで外すことはできません。
この夜はお風呂も入れません。
さてお会計。
ちょっとした手術なので、
費用も保険適用で窓口負担が22000円くらいでした。
高いっ。
お財布にお金を入れていてよかったと思いました。
(本当は帰りに買い物する予定でした・・・。)
翌日の朝には、ガムテープみたいなものは外せます。
外すと防水テープでさらに保護されているので、
そのまま過ごします。
翌々日くらいの指定の日にまた診察があり、
小さいテープに変わります。(数日貼ったまま過ごす)
この検査の痛みは、うっすらと一か月くらい続きます。
実際、乳がんの手術よりも、この検査の痛みが長引きます。
再発その3「全摘と言われ」
一週間後に、検査結果が出る日になり、
乳がんの再発がわかりました。前回と同じステージ0のようです。
すでに放射線治療をしている場所だったので、
同じ場所に放射線治療はできません。手術だけになります。
これは知っていました。
全摘、という提案をされました。
え、
まさか全摘と言われると思っていなくて
思考が止まりました。
本当に予想外で
一気に気弱になりました。
ダメもとで「できれば部分切除がいいです」と言ってみました。
このクリニックと手術する病院は違うので、
紹介状で連絡を取り合うのです。
「じゃ、部分切除希望と書いておきますね」と言われ、ほっとしました。
言ってよかったと思いました。
それから、全身に転移していないか調べるため、
今回はPETマンモというのがある病院に予約を取ってもらいました。
癌の細胞が見つかった後の流れが
怒涛のいきおいだったのですが、
二回目なので、すこし、ベテランの気持ちでした。
ただ、再発を防ぐために放射線治療をしたのに、残念でした。
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